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■第二クール終了、いよいよ最終クールへ
wrote : 2008/08/12
首位・広島戦を終え、11勝12分5敗の勝ち点45。まさかのドローゲーム大量生産となったが、勝ち数が及ばない分を負け数の少なさでカバーし、周辺の昇格競合チームも伸び悩んでいる中、なんとか昇格争いレースに首を突っ込めている状況での最終クール突入となった。2位・山形でさえ、勝ち点50。消化試合が2/3である事を考えると、自動昇格ラインは75?いや、実際にはもう少し下がったところになると予想している。
4連勝などで勝ち点を一気に伸ばせた第一クールに比べ、やはり夏場の絡む第二クールは、例年通り、勝ち点が伸び悩んだ。しかし、今年は非常に負け数が少なく、引き分けで相手からも勝ち点を奪い、本当に地道ながら、昇格争いに絡む事ができている。
思えば、外国人選手に頼る事なく、よくぞここまで持ち堪えたものだと感心したいところであるが、勝てた試合を追いつかれて落とすなど、ゲーム運びの拙さを露呈し、勝ち点で抜け出せるチャンスを尽く自らの手で潰してきた。
それでも、この位置(2位と5差の5位)に居られるのは、「大接戦」という今年のリーグ戦の特徴の賜物であるだろう。
個々のチームに目を向けると、8位・アビスパ福岡(を含む)以下は、申し訳ないが、ほぼ絶望的だろう。
福岡は、リトバルスキー監督の交代タイミングが遅すぎた。篠田氏がS級の取得を待っての交代劇だったが、これがあと一ヶ月早ければ、また違った展開もあったかもしれない。
甲府は、新加入の外国人2人がフィットし始めており、これから伸びる可能性もあるが、現時点で既に10敗はレッドゾーンだ。3位・鳥栖との10差は、甲府3連勝・鳥栖3連敗でもまだ追いつかない。その他のチームも勝ち点を落とす必要がある事から、残り14試合では、現実的には厳し過ぎる。
横浜FCに至っては論外。第二クールで僅か2勝。しかも目だった補強もないとなれば、第三クールへ期待できる要素は皆無に近い。
ベガルタの下に位置するセレッソ大阪、ザスパ草津について。
まず、ザスパ草津は、まともに昇格争いをした経験がない。このため、時期が進むにつれ、昇格を意識し始めた時点で勝てなくなるだろう。サポーターも含めた、あのハイプレッシャーな空気には、簡単に慣れるものではない。今季は連勝なども達成し、間違いなくチームとしてはビッグイヤーではあるだろうが、昇格を口にしてそれを初年度に実現できるほど、J2リーグは甘くはない。JFLからJ2に上がった時とは、全く異次元のプレッシャーを肌で感じる事だろう。
そして、セレッソ大阪。ザスパ草津と勝ち点で並んでいるも、既に12敗はあまりにも多過ぎる。まだ草津の8敗の方が、可能性を感じるくらいだ。香川がいないと、キャンプで調整しても勝てないのか。またここへ来て、DF尾亦とGK山本が大怪我で離脱。GKの山本はともかく、尾亦の離脱は決して小さくない。
何度も言ってきた事だが、セレッソというチームは好調と不調の波の激しいチームで、現在は間違いなく不調のどん底。せめて、香川が五輪から戻ってくるまで耐えられれば、まだ可能性はあるかもしれない。だが香川一人に期待を寄せなければならないチーム状況である限り、連勝はおろか、1勝自体が難しいかもしれない。新加入のカイオも、あまり「特効薬」とはならなさそうだ。湘南に新加入したカレカにゴールを決められるなど、フロント陣も含めての立て直しが必要になる。
ベガルタの上に位置する、モンテディオ山形・サガン鳥栖・湘南ベルマーレについて。
まず、サガン鳥栖。昨年より急に底力が出てきており、日本人得点王の経験もある藤田も健在。流石に暑い地域のチームだけあって、夏場は強く、また大きくチーム全体が不調になる事もない。おそらく、最後まで昇格争いのライバルになるだろう。
また、湘南ベルマーレは、アジエルとリンコンの怪我を受け、フロントが迅速な行動を見せ、良い補強を行った。また、ルーキーの菊池大介というラッキーボーイも登場し、FW石原も絶好調と、勢いが付き出している。昇格争いをするに相応しいチーム状況で、今後もライバルになり得そうだ。
広島に関しては、もう言うこと無し。さっさと昇格を決めて、仙台との宮スタ対戦ではモチベーションを下げて来て下さい(苦笑
さて、肝心の我らがベガルタ。
他のチームとは一線を画し、驚異の12引き分けで昇格戦線に留まっているという、これまでに経験のない状況で推移している。このような事は経験がないだけに、現状のままでは昇格争いから脱落しそうな雰囲気も感じるが、ここへ来て的確な補強を受け、今、一番「ここからの成長率が高そうなチーム」となった。
ベガルタに関して言えば、FWナジソンとボランチ斉藤の加入が、チームに大きな変革をもたらす可能性が非常に高い。他のチームも補強は行っているが、より「即効性」という意味では、恐らくベガルタの上を行くチームは無いだろう。
だが、最終クールを快調に進めるかどうかは、新加入の選手をどれだけ活かせるかに掛かっている。良質のパーツは手に入れた。これをベガルタというボディに、どれだけぴったりと接着する事ができるか。少なくとも、ベガルタに合う選手をという事で連れてきている以上、期待させて頂くし、またその可能性は充分にあると思っている。
現状のままなら、湘南や鳥栖と大差ない成績で終わるだろう。それこそ、勝ち点や得失点差で運に左右されかねない、大接戦でという事で、である。しかし恐らく、そうはならない。
ポイントは、「1つの連勝」であると見る。それも、かなり早い段階で、である。
残りは1/3であり、あと14試合ある。しかし、2位・山形戦とその次の最下位・徳島戦が、実は昇格争いに向けた、最大のチャンスゲームになると見ている。
ここを連勝で凌ぐ事ができれば、余裕を持って8月末の休みの節を迎える事ができる。しかし反面、休みの節前に、勝ち点を伸ばせずに終わってしまうと、その休みの1節の間に、順位が下のチームに抜き去られてしまう可能性が高い。それだけは絶対に避ける必要がある。
要は、休みの節を含めた、この8月の残り2試合をどのように過ごすかにかかっているか?という事である。ここを乗り切りさえすれば、少しずつ涼しくなる9月・天皇杯でサブメンバーの調子を確認できる10月と、どんどんサッカーを楽しめる季節になってくる。そこへ楽しみを繋ぐためにも、苦しい今の時期を、サポーターも含めた皆が頑張って乗り越える努力が必要である。
まずは、いきなりの山形戦・東北ダービーから。幸いにも試運転の終わったナジソン・斉藤をぶつける事が出来、また関口も出場停止から帰ってくる。残念ながら、岡山が累積で出場停止となるが、広島戦で見せた一柳の安定した守備は、岡山の穴を埋めてくれる存在で頼もしい。セットプレーの高さが再び無くなるが、攻撃面はナジソンの加入と関口の復帰でなんとかなりそうなので、一柳には守備面での安定性を意識して貰いたい。また、そろそろ木谷にもスタメン復帰して貰わなければ困る。
世の中は、全世界的に「五輪夢中」であるが、J2のサポーターをやっていると、実際、それどころではない(苦笑)。五輪は8月中に終わってしまうが、「我々の祭り」は、我々自身の手で、12月まで延長させたい。
ここからは、試合の消化が進むにつれ、1試合の勝ち点の意味が重要度を増してくる。1敗の重みが、2試合・3試合分となって跳ね返ってくる。他のチームの動向も含めてであるが、とにかく昇格レースから脱落しない事が肝要だ。1度脱落すれば、巻き返しはほぼ不可能になってくる。
ラストスパートの狼煙は、今季、山形に勝ち越す事から。この相手だけは、順位・勝ち点差など関係ない。例え山形が首位でも、最下位でも、関係なく全力で叩き潰すべき相手である。情け無用、容赦無用。ぶっ倒れるまで走り抜き、山形にこの上ないダメージを。
■ 前半戦終了、4位は妥当?躍進?低迷?
wrote : 2008/06/30
早いもので、長いリーグ戦も半分の21試合を消化した。3クール制という変則的な日程の関係で、各チームとの対戦数・消化試合数に違いが生じているため、一概に比較することは難しいものの、半分も日程を消化すれば、各チームの状況も見えてくる。
そんな中、仙台の成績は勝ち点37の4位。これをどうみるかが問題なのだが、ポイントとなるのは、上下の順位との勝ち点差である。
上を見れば、大躍進の山形(仙台+4)と予想外の不調セレッソ(仙台+1)。山形は、ホームで広島を撃破し、波に乗る勢いだ。セレッソは、昇格本命視されながらも勝ち点を伸ばせず、既に8敗を記録も、その分を勝利数で埋めており、辛うじて上位を維持している。だが、これ以上負けが込むようだと、案外厳しいかもしれない。
下を見れば、なんとなんと、草津と鳥栖(共に仙台-1)が同勝ち点で背後に迫っている状況。特に草津は、今季初の連勝を達成したと思ったら、その後の広島戦の敗戦以降は6勝1分と急伸。昇格候補に値するべき成績である。
また、3位~6位までが、勝ち点2差に引き締めており、完全団子レースである。ただ、2位・山形~6位・鳥栖までの間では、仙台だけが消化試合数が1試合少ないため、その分、若干ながら優位性が残っているか。
純国産選手構成でスタートした事が大々的に報じられた仙台だが、蓋を開けてみれば、外国籍選手よりも、日本人選手の活躍で上位に進出できているチームのほうが多い。フッキ級の選手がいない今季J2では、決して外国籍選手の存在が絶対的ではないのだろう。その証拠に、未だリーグ得点王であるアンデルソン率いる横浜FCの状況を見れば、明らかである。
現在の「4位」という成績は、決して確定的なものではない。第23節・水戸戦で、もし敗北を喫していれば、7位に転落していた事を考えると、薄氷の順位である事を再認識させられる。そして、一度落ちた順位を復活させるには、相当な努力が必要になるだろう。
よって、敢えて現在の「4位」という順位を、「低迷」としておこう。但し、十分に「躍進」できる可能性は残っている。今後は、たったの1試合で、その後の展開がガラリと変わる事になるだろう。大事なのは、自動昇格圏内である2位に、決して大きく水を開けられないようにする事だ。Jリーグはマラソンに例えられることがよくあるが、まさにその通りだと思う。上位に喰らい付いていれば、必ずどこかで「脱落者」が出る。その最大のポイントは、「夏場」だ。
例年、暑い夏場は、どこも勝ち点を伸ばせずに苦しむ。首位・広島や、2位・山形だって、例外ではないはずだ。レースの途中で、休憩し、木陰で休みたくなるかもしれないが、そんな事をすれば、その時点でレース放棄も同然である。決して、休む訳には行かない、過酷なレース。それがJ2である。
もし、「兎」のように、ぴょんぴょんと勝ち点を伸ばせたとしても、どこかで「お昼寝」を始めてしまっては、元も子もない。重要なのは、「亀」に徹し、確実に勝ち点を積み上げることだ。(多少は足早でないと困るが(苦笑))
レースも折り返しを迎え、だんだんと脱落者がはっきりしてくる。よく耳にする言葉に、「数字上の可能性云々」があるが、それを口にした時点で、望みは無くなったも同然だろう。
辛いとは思うが、歯を食いしばって、堪えて欲しい。いや、一緒に辛さを乗り越えよう。そして昇格を果たしたとき、辛かった時期を肴にして、振り返ろうじゃないか。だが、今は前だけを向いて、折り返しの一歩を踏み出そう。
その一歩は、ベガルタ仙台の昇格を望む、全ての人たちの一歩と同義である。
■ 4月+GWは広島戦勝利で締括り
wrote : 2008/05/09
なかなか勝てなかった4月だったが、木谷+岡山のCBコンビ復活、平瀬の覚醒により、4月最後の鳥栖戦を3-0で締め括った。勢いをそのままに臨んだ広島戦、後半ロスタイムの中原のビューティフルヘッドで決着。勝ちきれなかった悔しさを4戦も味わったが、この2連勝で報われた感もある。
気が付けば、3月29日の草津戦から、7戦無敗。第一クール終了まで、残り3試合となった。早いものである。序盤の大混戦から見れば、勝ち点のバラつきが見られ、少しずつ今季の昇格争いの勢力図が浮き彫りになってきた。
仙台も、よい位置に付けているとは思うが、まだまだ楽観視はできない。まず、1試合で勝ち点差がひっくりかえるような混戦から、一歩抜け出そう。当面、目指したいのは、「3位以内を維持+4位以下との勝ち点差を4以上に」。集客面を考えても、昇格圏にいるのといないのとでは、雲泥の差がある。もちろん、連勝が一番の集客の特効薬ではあるが、広島ですら、今季、3連勝以上できていない。「強い」と言われ続けるためには、たまに勝てない試合があっても、その時に順位が落ちずに済む位置に付けている事が必要だ。
あと一月もすれば、また、あの蒸し暑い、なかなか勝ちきれない季節がやってくる。序盤のような「星の潰しあい」が待っている。その季節を、順位を落とさずに辛抱できれば、涼しくなった頃に、ラストスパートできる。シーズンを通してみれば、ここが「正念場」だ。この連勝の勢いを、如何に維持し、3位以上の安定した位置に付けていられるようになるか。
まずは、5月11日甲府戦から。あのジョジマールがいるが、必要以上に意識はせず、鳥栖戦のような展開で勝利を。焦れず、焦れず、そして到来したチャンスは確実に決める。
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